七人の小人とおじさん

家の北側はお風呂、洗面所、台所です。お隣にとっては南側になります。隣家はとても敷地が広いので、その奥の建物との間にいろいろな木が植えてあって、顔を洗いながら、見るのが楽しみです。
春には、梅、馬酔木。夏近くなると都忘れ、アマリリス、そして楓の新緑が鮮やか。圧巻は皇帝ダリアです。3メートルにもなって、大きな花を初冬に咲かせます。すごい見ものです。お風呂で眺めることもできます。
で、今日、お洗濯しながらちょっと覗いたら、あら、見慣れないものが白鳥花の下に。はじめ、猫か犬が居るのかと思いました。でも、よく見ると石の塊。野仏か、いやいや、あの頭のとんがりは何だろう。
で、気付きました。なんと七人の小人のうちの一人です。たった一人なので、あの人、とは思いませんでした。しかも色があせたのか、もともと無かったのか、石の肌がむき出しです。背中がちょっと淋しそう。
そもそも小人といえば白雪姫がつきものでしょう。その家のご主人は、坊主頭の大男です。あ、でも、白雪姫を助けたのは、王子様だけじゃないですよね。初めに猟師が命を助けたのですよ。
関係なくないか。でも、なんだか変。洗濯しながら、小人とおじさんの関係を想像してみました。隣のおじさんは、よく山へでかけます。いろんな植物も持ってきます。
あるとき小人が捨てられていました、たったひとりで。かわいそうになったおじさんは、小人を家に連れて帰りましたとさ。で、どうでしょうか。
小人は「おやじ、俺を連れて帰れ」と言ったのでしょうか。あとの六人は、どこにいるのでしょうか。白雪姫はお城で幸せでしょうけどね。ひどい腰の痛みに…